世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟の活動内容を一覧で掲載しております。

世界保健機関 (WHO) ポリオ根絶イニシアティブ 医官 岡安裕正氏との面会報告

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2017年1月5日、世界保健機関 (WHO) ポリオ撲滅イニシアティブ 医官 岡安裕正氏は、ふじすえ健三事務所を訪問し、最新のポリオ根絶状況や、今後3年間で必要な取組み等について説明いただきました。

昨年、ナイジェリアでは、2年間の鎮圧期間を経て、ポリオの再流行が確認されましたが、2016年のポリオ症例数は36症例にまで減少させることができました。岡安氏からの説明後は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年内のポリオ根絶を目指し、日本が出来ることについて活発な意見交換がなされました。
 
ポリオ議連は今後も、WHOらパートナー機関と共に、ポリオという病気に苦しむ人のいない世界実現に向けて、取組んで参ります。

新年のご挨拶

新春のお喜びを申し上げます。

世界でポリオに苦しむ人々の数は、過去20年間で99%も減少し、2016年は34症例のみとなりました。これは、日本を含む国際社会のたゆまぬ努力の結果です。一方で、昨年半ば、ポリオ根絶間近とされていたナイジェリアにおいて、ポリオの再感染が確認されてしまいました。これは感染国の不安定さを示すものであり、ここで手をこまねいていれば、感染の拡大を引き起こし、根絶への努力が水泡に帰す恐れがあることを示しました。

いま、ポリオという感染症の伝播を世界が力を合わせて食い止めることができれば、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、ポリオ根絶宣言を発出することができます。これは、世界から恐ろしい病気を一つ取り除くということのみならず、根絶後、2035年までに世界で約500億ドル(6兆円)を節約することにも繋がります。

2016年は、私たちポリオ議連は、ポリオ根絶達成国であるインドへの現地視察を行ったほか、G7伊勢志摩サミットに向けた「ポリオ根絶に係る要望書」を政府に提出し、結果その内容を踏まえた「国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン」が採択され、ポリオ根絶を含む世界の保健課題解決への道筋と決意が発信されました。

ポリオ議連は、これからも、私たちの先輩の意思と努力を受け継ぎ、引き続き、日本が世界をリードし、ポリオという病気に苦しむ人がいない、健康で平和な国際社会の創出に尽力して参ります。

2017年も皆様のご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い致します。

世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟 会長 谷垣禎一

「世界ポリオデー」:ポリオのない世界を目指して

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本日、10月24日は、ポリオワクチンを発明したジョナス・ソーク博士の誕生日であり、ポリオ根絶に取組む様々な団体のポリオ根絶への貢献を周知し、
ポリオフリーな世界の実現に向け、さらなる支援を呼びかける「世界ポリオデー」です。

ポリオとは、ポリオウイルスが腸内で増加することで発症する病気で、乳幼児に多く、主に手や足に麻痺が現れることから「小児まひ」とも言われます。

ワクチンの普及によって、私たち国際社会は、1988年以降、ポリオ発症例を99.9%も減少することに成功し、2016年には、ポリオの常在国は
パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアの3ヶ国になりました。ポリオは、天然痘に次いで、人類史上2番目に根絶可能な病気といわれています。

しかし、残り1%となったポリオ根絶のためには、これまで以上に官民が一体となり、根絶活動を続けていくことが欠かせません。

ポリオ議連は、子どもたちのために、ポリオのない世界を目指し、政党の枠組みを超えて一致協力しあい、ポリオ根絶に向けた活動に励んでおります。

惜しくも一昨日他界したポリオ議連前会長の小坂憲次先生も、「日本が世界にために役立つことを、日本の政治家として出来ることは素晴らしい」と仰っていました。小坂先生、そして他の先輩の先生方の意思を引き継ぎ、ポリオ議連は今後もポリオ根絶に向け、日本にしかできない支援を実現していきます。

関連リンク:

・  2016年世界ポリオデー・アート・フォーラム
・  ポリオポータルサイト
・  END POLIO NOW
・  UNICEF東京事務所・日本ユニセフ協会

 

小坂憲次前ポリオ根絶議連会長のご逝去に際して

本年10月21日、ポリオ根絶議員連盟の小坂憲次前会長が逝去されました。

小坂前会長は2013年11月に当議連の会長に就任されて以来、パキスタンへの使節団派遣や安倍総理へのG7伊勢志摩サミットにおけるポリオ根絶に係る要望書の提出など、我が国のポリオ根絶への取り組みの強化に多大なご貢献をされてこられました。

ここに生前のご功労に深く敬意を表しますとともに、心から哀悼の意を表します。

世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟
会員一同

パキスタンポリオ視察の様子、グローバルフェスタJAPAN2016写真展にて最優秀賞を受賞

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昨年10月にポリオ根絶議連メンバーが参加した、パキスタンポリオ現地視察の様子をおさめた写真が、グローバルフェスタJAPAN2016写真展に於いて、
個人部門で最優秀賞を受賞しました。
 
この写真は、ポリオ根絶議連事務局長の藤末健三が、現地の子どもにポリオワクチン接種をしている様子を捉えたもので「ポリオのない世界を目指して」と題したものです。
 
ポリオ議連は、引き続きポリオのない世界を目指して活動を続けてまいります。
 
■参考リンク:写真展“誰も取り残さない”世界を願って leaving no one left behind
■関連リンク:パキスタンへのポリオ現地視察の様子

 

会長就任のご挨拶

日本は、人間の安全保障の理念に立脚し、国際的な保健分野の取組を外交の重要課題と位置づけ、その中でポリオの根絶を公衆衛生上の優先課題として
重視し、その根絶に向けた国際的な議論や取組に大きく貢献してきました。

ポリオ根絶議員連盟は2011年5月に超党派で設立して以来、ポリオに苦しむ世界の子どもたちの尊い命を救うため、国内外の公的機関や民間組織などとも連携しつつ、ポリオ根絶を目指す政府の取組を支援して参りました。こうしたたゆまぬ努力の結果、1988年に125か国あったポリオ常在国は今日、
アフガニスタン及びパキスタンの2か国のみとなり、ポリオ根絶まであと一歩、というところまできました。

ポリオ根絶議連は現在、2019年までのポリオ根絶を目指しており、昨年10月には、ポリオ常在国の一つであるパキスタンへの現地視察を実施するとともに、同国のポリオ根絶プロジェクトで連携するゲイツ財団らと、世界ポリオデーシンポジウムを共催するなど、精力的な活動を行いました。

そして、2016年4月には、ポリオ根絶達成国であるインドへの現地視察を行い、そのノウハウを残りのポリオ常在国にどう生かすかについて議論した
ほか、5月のG7伊勢志摩サミットに向けて、これまでの議連の成果を「ポリオ根絶に係る要望書」として政府に提出し、ポリオ根絶に向けた最後の
一押しを推進する取組を、積極的に提案して参りました。

こうした我々の努力は、G7伊勢志摩サミットにおいて、「国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン」へとつながり、ポリオ根絶を含む世界の保健課題
解決への道筋と決意を発信する画期的なものとなりました。

しかし、その一方で、8月半ば、ポリオ根絶間近と見られていたナイジェリアにおいて、ポリオ感染例が確認されたとの発表がありました。これは感染国の不安定さを示すものであり、ここで手をこまねいていれば、感染の拡大を引き起こし、根絶への努力が水泡に帰す恐れもあります。

今後も日本がポリオ根絶に向けて世界をリードし、ポリオに苦しむ人がいない、健康で平和な国際社会を築くことができるよう、ポリオ根絶議連としても
全力で国内外の取組を支援して参ります。

世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟 会長 谷垣禎一

第16回ポリオ議連総会 開催報告

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9月7日、第16回ポリオ議連総会を開催しました。

今回のポリオ議連では、先月報告されたナイジェリアでの野生株ポリオ発症例の現状と対策や、GPEIへの拠出とポリオ根絶計画に関する検討状況について報告、議論がなされました。

ナイジェリアでは、依然として予断を許さない状況が続いており、今後も引き続き、日本がリーダーシップを執って、ポリオ根絶活動を実施していくことの重要性を、改めて確認しました。

また、我が国のこれまでのポリオ根絶にかかる活動と、これからの活動の全体像が把握できる資料が必要であるとの意見が出され、政府に対して対応を求めました。

ナイジェリアにおけるポリオ感染例の報告

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2016年8月11日、ナイジェリア政府は北東部ボルノ州で2例の野生株ポリオ感染例が確認されたことを発表しました。WHOのプレリリースでは更なる感染拡大を防止すべく、ナイジェリア政府はWHOと連携し、大規模な予防接種キャンペーンを実施するとともに、周辺国を含めたサーベイランスの強化を早期に実行する予定です。

ナイジェリアで最後に野生株ウイルスの感染例が確認されてから7月24日で2年が経過していました。このまま更に1年間確認がされなければ、最後の感染例が診断されてから3年が経ち、根絶宣言が出される予定でした。

今回ナイジェリアにおいて症例発生がありましたが、2019年にポリオ根絶という目標は変わりません。ポリオ・フリー3年目を目前にしての今回の症例発生は、世界がいかに不安定な環境にあるのかを示しており、ドナーや感染国が政治的・財政的にポリオ根絶に向けてより一層力を合わせていく必要性があります。

ポリオ議連としても、日本国内、そして海外のステークホルダーと共に、引き続きポリオ根絶に尽力して参ります。

 

関連リンク
WHOプレスリリース:ナイジェリアでのポリオ発生に関して

G7伊勢志摩サミットにてポリオ撲滅の目標達成を再確認

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本年52627に開催されたG7伊勢志摩サミットおいて、G7各国首脳は、ポリオ撲滅の目標達成を再確認しました。 

G伊勢志摩首脳宣言において、G7各国首脳は「国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン」に基づいて行動することを約束。その中で、費用対効果の高い感染症対策として予防接種の重要性や、ポリオ撲滅の目標達成へのコミットメントを再確認しました。 

 

また、安倍総理からは、G7議長国として公衆衛生危機対応感染症対策やUHCの達成に向けた保健システムの強化等の観点から今後新たに約11億ドルの支援方針を決定した旨併せて発表がなされました。 

 

ポリオ議連は、本サミットに向けて、「G7伊勢志摩サミットに向けたポリオ根絶に係る要望書」を政府に提出するなど精力的に活動して参りましたが、その成果がこのような形になったことを大変喜ばしく感じております。 

 

2019年までのポリオ根絶のためポリオ議連は引き続きポリオ根絶に向けた支援を強化して参ります

 

 

関連リンク:

G7伊勢志摩2016

外務省G7伊勢志摩サミット

 

 

 

日本政府 パキスタンにおけるポリオ支援を表明

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5月19日、国際協力機構(JICA)は、パキスタン・イスラム共和国政府との間で「ポリオ撲滅事業(フェーズ2)」を対象として62.9億円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。

本事業は、パキスタン政府がポリオ撲滅に向けて策定した「ポリオ撲滅緊急計画2016-2018」の下で、国連児童基金(UNICEF)や世界保健機構(WHO)等の国際機関、及びイスラム開発銀行、ロータリー財団等の支援機関と連携し、ポリオ・ワクチンの調達や接種活動を支援するものです。

フェーズ1より引き続き採用されている「ローン・コンバージョン」とは、パキスタン政府の努力により目標が達成された場合には円借款による貸付金をゲイツ財団がパキスタン政府に代わってJICAに代返済するという画期的な仕組みです。

現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンのみとなっており、官民連携のもと、集中的な対策がとられています。

 

関連リンク:

「パキスタン向け円借款契約の調印:ゲイツ財団との連携を通じ、ポリオ撲滅へ貢献」