新年のご挨拶

新春のお喜びを申し上げます。

世界でポリオに苦しむ人々の数は、過去20年間で99%も減少し、2016年は34症例のみとなりました。これは、日本を含む国際社会のたゆまぬ努力の結果です。一方で、昨年半ば、ポリオ根絶間近とされていたナイジェリアにおいて、ポリオの再感染が確認されてしまいました。これは感染国の不安定さを示すものであり、ここで手をこまねいていれば、感染の拡大を引き起こし、根絶への努力が水泡に帰す恐れがあることを示しました。

いま、ポリオという感染症の伝播を世界が力を合わせて食い止めることができれば、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、ポリオ根絶宣言を発出することができます。これは、世界から恐ろしい病気を一つ取り除くということのみならず、根絶後、2035年までに世界で約500億ドル(6兆円)を節約することにも繋がります。

2016年は、私たちポリオ議連は、ポリオ根絶達成国であるインドへの現地視察を行ったほか、G7伊勢志摩サミットに向けた「ポリオ根絶に係る要望書」を政府に提出し、結果その内容を踏まえた「国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン」が採択され、ポリオ根絶を含む世界の保健課題解決への道筋と決意が発信されました。

ポリオ議連は、これからも、私たちの先輩の意思と努力を受け継ぎ、引き続き、日本が世界をリードし、ポリオという病気に苦しむ人がいない、健康で平和な国際社会の創出に尽力して参ります。

2017年も皆様のご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い致します。

世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟 会長 谷垣禎一